トップページ > メッセンジャー 関根麻里さん
2010年度のグリーンリボンキャンペーンのメッセンジャーは、明るく天真爛漫なキャラクターで、幅広い世代から支持されている関根麻里さんです。以前から移植医療に関心を持たれていたという麻里さん。臓器移植について、そして「話すこと」の大切さについて、ご自身の体験などを交えてお話を聞かせていただきました。


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―意思表示カードを持っていらっしゃるそうですが、いつから持つようになったのですか?
たぶん18歳になって、運転免許を取った時だったと思います。免許センターに意思表示カードが置いてあって…。実は私、ちょっと記憶が曖昧でした。それで母に聞いてみたら、「免許を取った時だったのじゃないの?」って。どういうわけか本人よりも親の方がよく覚えているんですよ(笑)。
―意思表示カードを持っていることは、ご家族もご存知なのですね。
もちろん、家族にも話しています。たしかに臓器提供って、家庭で話すにはちょっと難しい部分もある話ですよね。脳死のことも関わるし。でももし、万が一のことがあった時に、助かる命があるのなら…。私の場合、意思表示カードを持つことは、普通に話せました。家族も意外と自然に受け止めてくれた感じです。それはきっと、うちの家族が日ごろから、どんなことでも話しているからだと思うのです。友達や仕事の話をするみたいに、日常会話のなかで移植医療のことも話します。たとえば、移植について扱っているテレビ番組を見ながらとか。意思表示カードを持つ前から家族で話をしていた気がします。だからお互いの考えを納得できるし、私の意思も尊重してくれているのだと思います。
―臓器移植について考えるきっかけは何でしたか?
学生の時、救命士の資格を取る授業を選択していたんです。そのクラスの中で学びました。また、ダイビングのライセンスを取る時にも臓器移植の話を聞く機会がありました。あとは、私がアメリカの大学に留学していたことも、臓器移植を積極的に考えるきっかけになったかもしれません。
―アメリカで生活して、日本との違いを何か感じましたか?
普段の生活のなかでは、それほど大きな違いを感じたことはなかったです。でも、海外の友だちや日本のインターナショナルスクール時代のクラスメートは、移植医療について私たち日本人とは少し違う視野を持っているような気がします。もしかしたら宗教観の違いかもしれませんが。日本とアメリカの違いでいうと、アメリカは意見の交換を積極的にする文化。政治的な話題とか、性教育とか、日本の家庭では話しにくい話題でも家族でいろんな話をする。『人からどう思われてしまうのか?』ではなく、『私はこう思っている』ということを、言えることが大切なのかもしれないですね。
―今回キャンペーンのメッセンジャーになられて、あらためて思うことは何かありますか?
臓器移植って、きっかけがないと家族でもちょっと話しにくい話題かもしれませんね。でも話すことがいちばん大切なことだと思います。私の場合だと、家族で話をしていると『あ、こんなにも私は大切に想われているんだなぁ』ってわかります。父が『麻里にもしものことがあったら、迷わずにできることは何でもするからね 』って言ってくれたりして。いろいろ話してみると、やっぱり親はいつも子どものことを本当に深く考えてくれているなと思います。だから “家族会議”って、あらたまって襟を正す感じじゃなくて、気楽な感じで、日常会話の延長でもっともっと話せるようになるといいな、と思います。ニュースで見たよとか、学校の授業で聞いたよとか、何でもいいと思います。ちょっとしたきっかけで何気なく話してみてほしいです。話すことで初めて見えてくる自分の意思だとか、家族の想いがあると思うのです。














