グリーンリボンキャンペーンとは…

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Interview 611/28 UPDATE

つるの剛士

つるの剛士......1975年福岡県生まれ。『ウルトラマンダイナ』のアスカ隊員役で人気に火が付き、俳優、タレント、ミュージシャンなど、数多くの趣味と多彩な才能を活かして多方面で活躍中。私生活では一男三女のパパで、ベスト・ファーザー イエローリボン賞も受賞している。

今年の9月に芸能生活20周年を迎えたつるの剛士さんをメインMCに迎え、大盛況のうちに幕を閉じた「Green Ribbon HEART BEAT LIVE 2014 with MTV」。ライブ直後のつるのさんに、イベントの感想やグリーンリボンキャンペーンの活動、臓器提供の意思表示についてお話をお伺いしました!

つるのさんは、グリーンリボンの活動についてはご存知でしたか? 
ご存知でしたら、そのきっかけも教えてください。

以前から知っていました。ニュースなどで新聞にとりあげられていたのがきっかけだと思います。もう亡くなっているんですが、うちの父が病気になった際、臓器提供について実家で話題になったこともありましたし、いろいろと自分なりに考えたことはありましたね。

今回のライブイベントに出演が決定されてから、臓器提供の意思表示についてなにか改めてお考えになられたことはありますか?

そうですね。自分の中では考えたことはありましたけれど、結婚してから家族で臓器提供の意思表示について話し合ったというのは、今回のライブへの出演が決定してからが初めてでした。ライブ前日の夕飯時に、奥さんといろんな話をしましたね。

奥さんとはどんな
お話しをされたんですか?

結局、今回奥さんといろいろ話していて分かったんですけれど、最後に行きつくのは『命』ということなんですよね。臓器提供というのは過程の話であって、生きるってどういうことなんだろう、死んだ後ってどうなんだろうとか、そんな自分の人生や生死について深く話をしました。ですので、最後は子どもたちの前で、命を大事にしなければいけないという話にたどり着きました。今回のイベントに参加してもらったことで、みなさんが家族と『命』のことについて改めて話すきっかけになったら、すごく意味があったのかなと思います。

そして、やっぱり臓器提供の意思表示というのはそんなに簡単に決められないことで、臓器があるから助かる人がいるのはわかっていても、そんなに簡単に決めちゃいけないことなんだと思います。日頃の生活のなかで、臓器提供について話し合うことが大事なんだな、と思いましたね。

実際、つるのさんはお子さんが生まれる前と後、
『命』に対する意識の変化はありましたか?

ぶっちゃけ男は自分が産むわけではないので、息子が生まれて自分としてはそんなに子どもができた実感ってすぐには湧かなかったんですよね。きっと、大体のパパが同じだと思うんですけれども。でも、初めて息子の命を感じた瞬間っていうのを僕はすごく覚えているんです。それは、まだ息子の首が座っていないときにお風呂に入れていた時に、パッと感じたことなんですけれど、「この子はいま俺が手を話したら、死ぬ」って思ったんです。守れるのはいま俺しかいないんだ、と。そのとき急に、「ああ、俺守るものができた」ってすごく実感しましたね。子どもも俺しか頼れないし、そして彼を守るのは俺しかいないしと。いまとなっては子どもが4人いるので、そういう経験を4回もさせてもらいました。(笑)。

今回のライブ中もご家族との絆を感じるハートフルなエピソードが盛りだくさんでしたね!つるのさんご自身は、『みんなで意思表示の輪を広げよう』というメッセージがライブを通してお客さんに伝わったという、手ごたえなど感じられましたか?

伝わったと思いますよ!最初にライブが始まった時は、お客さんたちもグリーンリボンについてご存知ない方が多かったと思いますし、正直キョトンといった感じだったと思うんですが、今回参加のBENIさん、ハジ→さん、Rihwaさんのライブや、ライブの間に行ったグリーンリボン検定などを通して、どんどんこの活動の大切さが伝わっていったと思います。僕はオープニングライブとMCを担当させてもらいましたが、なるべくこの活動が伝わりやすいよう、フラットにフラットにという雰囲気でやらせてもらいました。まずは知ってもらうことが大事だと思っていたので、あまり突きつめて話し過ぎると堅苦しくなってしまいますし、その点はとても気を付けていましたね。それに、実際ライブが進むにつれて、舞台からもお客さんに伝わっていっているなという空気は本当に感じました。
これからもいろんなアーティストたちが音楽を通してメッセージを送ってくれると思うので、よりみなさんにこの輪が広がっていくんじゃないかと思います。そしてこれがのちのグリーンリボンツリーなどの活動にもつながっていくんじゃないでしょうか。本当にやってよかったって思いますね。

最後にグリーンリボンキャンペーンについて、メッセージをお願いします。

臓器提供についてYESの意思表示をしたからいい人、NOの意思表示をしたから悪い人というわけでは決してないと思うんです。みなさんそれぞれのいろんな考え方があると思いますし、その考え方は尊重されるべきですよね。ただやっぱり、"知る"ということが大事で、それに対して、「意思表示をする」「意思表示できる」ってことは、それだけ自分で「ちゃんと考えた」「考えを持てた」「大切な人と共有した」"証"だと思うんですね。だから、このグリーンリボンの活動をきっかけに、まずは身近な家族と話し合ってもらえるよう、日頃から命の大切さを話し合える場をもっとつくっていけたらいいなと思っています。